今まで軟式野球をやっていて、これから硬式野球を始めるぞ!と思っている中学生。
新しい硬式金属バットが気になる!という高校球児。
どんなバットが自分向きなのかを調べてみたい!
高校野球の硬式金属バットのルール
高校野球で使用する硬式金属バットには重さや太さ等の規定が定められており、その規定をクリアしたものが公式戦で使用できます。
また、硬式金属バットの規定が2024年のシーズンイン(基準は春の選抜高校野球大会)から新基準に移行。
2023年現在は新基準バットへの移行期間となっています。
しかし2024年の春のセンバツ以降の公式戦では新基準を満たした硬式金属バットしか使用きません。
高校野球での硬式金属バットの規定
現在高校野球で使用が許されているのは、金属、木製、木片集合材、竹製のバットが公式戦での使用可能です。
金属バットの現行の規定では、SGマーク添付の製品が前提で、
最大直径6.7cm未満 長さ106.7cm以下 重さ900g以上
となっています。
色はシルバー系、ゴールド系、ブラック系で単色。太陽光で極度に反射しないもの。
グリップテープはブラックまたはブラウン系の単色のもの。ただし本体同色で型押しのものは使用可。
2024年春から硬式金属バットの低反発化に向けた新規定
2024年春のセンバツ高校野球大会を境に、硬式金属バットの規定が変わります。
これは近年の打高投低からの調整を図る為、打球速度を抑え打球が直撃したときの選手のケガを防ぐ為、投球数が抑えられることが期待でき、投手への肩やひじへの負担軽減を目的とし、低反発化されたバットに変わります。
新しい基準は
最大直径 6.7cm未満 → 6.4cm未満
重さ 900g以上
長さ 106.7cm以下
直径が0.3cm細く変更になります。重さを変えずに細くすることで、必然的に金属を厚くしなければなりません。
金属バットの金属が厚くなると低反発になり、飛距離や打球速度に影響が出ます。
バットも細くなるので、今後さらに高いミート技術が求められてくるでしょう。
より世界基準に近づく為の低反発化
アメリカでは選手の怪我防止を目的とした規格はさらに進んでおり、硬式金属バットは木製バットと同じ反発係数でないといけないなど低反発化が進んでおり、世界基準として確立されています。
それが、『BBCOR』という規格で、世界大会ではこの基準に則ったバットしか使用できません。


今回の新規格化は選手を守るのと世界基準に近づける為のものです。
目指す打者タイプで変わってくるトップバランスとミドルバランス
トップバランスとミドルバランスの違い
トップバランスはバットの重心が芯~先端部にかけて設けられています。
スイングした時に遠心力を生かすのでヘッドスピードが速くなり、力強く振ることができるので打球を遠くに飛ばす性能が高いバットです。
主に中長距離打者向けのバットと言えます。
ただし、使いこなすにはそれなりのパワーが必要となります。
一方、ミドルバランスは平均的な重心位置で誰でも扱いやすく、これといって欠点もありません。
扱いやすいので思ったポイントでボールを捉えやすく、中短距離打者、アベレージヒッター向けのバットと言えます。
タイプ別人気の硬式金属バット(2024年新規格対応あり)
目指せアベレージヒッター!ミドルバランスバット
新規格対応
スペック■サイズ:83cm■重量:平均900g以上■バランス:ミドルバランス■最大径:Φ64mm
新規格対応


●素材:超々ジュラルミン(ZG69)
●サイズ:84cm、900g以上、φ64mm
●バランス:ミドルバランス
サイズ:84cm、900g以上平均、φ67mm
素材:超々ジュラルミン(TZ800)
バランス:ミドルバランス
●最大径:直径67mm
●素材:超々ジュラルミン(X220)
●バランス:ミドルバランス


●長さ/重さ:83cm/900g以上, 84cm/900g以上
●ミドルバランス
●使用素材:超々ジェラルミン
目指せスラッガー!トップバランスバット
新規格対応
●長さ/重さ 83cm/900g 84cm/900g
●最大径 6.4㎝
●トップバランス
新規格対応
●長さ/重さ 83cm/900g以上 84cm/900g以上
●最大径 6.4cm
●トップバランス
新規格対応
長さ83cm 重さ900g以上 直径6.4cm トップバランス
まとめ
ミドルバランスやトップバランスの硬式金属バットを紹介してきました。
ミドルバランスが種類も豊富でデザイン、色、振り心地等自分にあった物が見つかりやすいのかもしれません。
しかし、パワーヒッターに拘りたい!という方は思い切ってトップバランスバットで振り抜くのもアリですね。