バッテリーの寿命を縮めてしまう行動5選。バッテリーの寿命を延ばす方法はあるの?

クルマ

みなさんがお乗りの自動車にもエンジンオイルやタイヤのようにバッテリーにも寿命があります。しかしオイルやタイヤと違ってバッテリーの容量は目で見て分からない為、他の方法で交換時期の判断をしないといけません。

ここでは、自動車の色々な使用環境におけるバッテリーの寿命や交換にかかる費用、バッテリーはどうすればより長持ちするかについてをまとめてみました。

普段の車の使用状況でバッテリーの寿命も大きく変わってくる。

バッテリーの寿命とは

バッテリーも消耗品です。しかも自動車の電気系統にとってはこれが無いと始まらないというくらいの心臓部の部品です。

一般的な自動車用バッテリーは鉛バッテリーというもので、バッテリーの中は6つの部屋に分かれていて、それぞれの部屋に電解液が入っておりそこに電極版が浸されています。1部屋当たり2ボルトの性能を持ち、2ボルト×6で合計12ボルトのバッテリーになっています。この6部屋のうち仮に1つでも弱ってしまうとバッテリーの性能は劇的に劣化を起こしてしまいます。

バッテリー劣化のサイン

こうなってくるとバッテリー上がりや、エンジン始動時のモーターの回りがいつもより重い。他にも色々な電気系統におけるトラブルが起こってきます。

また、最近では車両が運行中バッテリーの電圧を常にモニタリングしていて、電圧が規定値以下に下がると、スピードメーターやインフォメーションディスプレイ内にメッセージや警告灯など、何らかの方法でドライバーにバッテリーが弱ってきていることをお知らせしてくれる車種もあります。

そういった症状や予兆が現われてくるとその車のバッテリーは「寿命が来た」と言えます。

一般的にバッテリーの寿命は2年~5年程と言われています。しかし一言で「寿命」といってもかなり開きがあります。なぜここまで開きがあるのでしょうか。

バッテリーが上がるとどうなる?



バッテリー寿命を縮めてしまうシチュエーション5選

1.エアコンの使用

夏のクーラーやフロントガラスが曇った時に使用するデフロスタを作動させたときには、エンジンルーム内のコンプレッサという機械を作動させています。

しかしこのコンプレッサを作動させているとき、かなりの電力を使うためバッテリーへの負担も大きくなってきます。

とはいえ、夏の車内は50℃以上にもなるのでエアコンは必須です。なので対策のしようがないところですね。

2.夜間の運転がメインである

夜間の走行では灯火類を使用しないといけませんが、こちらも電力消費しバッテリーに負担がかかります。

エンジンOFF状態での灯火類の使用や長時間室内灯の使用はバッテリーにとってはNG行為です。

3.一回あたりの運行距離が短い

自動車において、エンジンをかける瞬間が一番電力を必要としますので、エンジン始動直後はバッテリー電圧は瞬間的に落ち込んでしまいます。

その後しばらく走行していくと、エンジンがかかっている間はオルタネーター(発電機)が常に駆動しており、バッテリーも徐々に失った電圧を回復していきます。

しかし、一回当たりの使用距離が短いと充分にバッテリー電圧の回復が行われないままエンジンが切られまた次回のエンジン始動でバッテリー電圧を大量に消費する。これを繰り返すことになります。

こうなると必然的にバッテリーの寿命が訪れるのが早くなってしまいます。

普段、近場のスーパーへの買い物くらいしか使用しない等、一回当たりの走行距離が5km未満の使用がメインの方は注意が必要です。



4.自動車の使用頻度が極端に少ない

前途の使用状況に加えて、使用頻度も週に1,2回しか車を使わないという方は更に注意が必要です。

バッテリーも電池の一種で、放置しておくと自然放電します。

エンジン始動で大量の電圧を消費し、その分の回復ができないままエンジンが切られ、更に数日間車を使用しないと微量ではあるものの自然放電してしまう。このようなサイクルだと更に劣化を進めてしまいます。

年間の走行距離が3000km未満の方は特に注意が必要です。

5.音響装置など電装関係にこだわっている

音響にはこだわっている方も多いと思います。

車は自分だけの空間でもあり、いい音質のスピーカーやパワフルなウーファー、アンプを使って自分好みの音響空間で運転するのは非常に楽しいものです。

しかし、こちらもいい音質の音響装置は高出力のものもあり、やはり相応の電力が必要となります。

こちらも走行中にかかってくる電力的な負荷は相当なものになってくるので、バッテリーの寿命を縮めてしまうこともあります。

自分でもできるバッテリーの寿命を延ばす方法

充電可能なタイプであれば定期的に充電を

ノーマルの鉛バッテリーは取り外して充電できますので、エンジンのかかりが悪くなってきたなと感じたときは、充電してみましょう。

メンテナンスフリーバッテリーは充電できないので要注意。

バッテリーを充電すると、有毒なガスが発生しますし誤った方法で行うと爆発する危険性もあります。

必ず専門の知識と設備を持つ自動車整備工場に依頼しましょう!

ドライブに出かけてみよう!

先述したように、バッテリーは運転しているときに回復します。

走ることも車のメンテナンスの1つになります。バッテリー以外にもあまり使用しない方が、早く傷んでしまう部品は結構あります。

普段あまり車を利用しない方は、たまにはもう1つ先にあるスーパーに買い物に行ってみたり、気分転換にドライブに出かけてみるのも方法の1つです。

まとめ

一般的にバッテリーの寿命は、3年~5年と言われています。

しかし、あまり車を使わなかったり近所までの移動がメインの方、夜間利用の方は早い場合で約2年程で、バッテリーが弱ってしまうこともあります。

そういった方は

① ドライブに出かける。

② バッテリーを充電する。

ドライブは簡単にできるメンテナンスでバッテリーの回復も期待できますので、おすすめです。

30分〜1時間のドライブでも充分回復が期待できます。

最後まで御覧頂きありがとうございました。



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