今回ピックアップする症状は、ブレーキジャダ!!
自動車の各装置において、安全に大きく関わる重要なブレーキ装置。
運転中にブレーキペダルを踏んだ時にブレーキペダルに一定間隔の振動を足の裏に感じる症状(ブレーキジャダ)について解説していきます。
ブレーキジャダーの原因
この振動の原因はフロントブレーキ装置の「ブレーキディスク」の歪みやサビが主な原因です。
歪みといっても、目では確認できない1/10㎜単位のものです。
この「ブレーキディスク」という部品はタイヤの奥にあり、円盤状の部品でタイヤと同じ速度で回転します。

走行中ブレーキペダルを踏むと、ブレーキパッドがタイヤと一緒に高速回転しているブレーキディスクを挟み込んで、減速をさせています。
しかしこの「ブレーキディスク」に歪みやサビがあるとパッドで挟み込んだ時にブレーキパッドが「ぶれ」てしまいます。
その「ぶれ」が油圧系統を伝って、ブレーキペダルに振動として伝わってしまいます。
ブレーキジャダーは高速であればあるほど振動も大きく感じます。
どんな整備が必要か?その費用は?
ブレーキが利かなくなることは無いですが、ブレーキ踏んだときの振動があまりに激しくなると操作に影響を及ぼす恐れがあるので、早めの整備を推奨します。
この症状に対する整備は高確率で、「ブロントブレーキディスク左右研磨」という作業で改善可能です。研磨を行い表面を平らに仕上げていきます。
気になる費用はというと軽自動車や国産5ナンバークラスであれば、左右ブレーキディスク脱着研磨作業で、1~2万円くらいを見ておけばいいと思います。
ただし、研磨可能な限度があります。もともとブレーキディスクの摩耗もひどかったりで、限度まで研磨しても歪みが治らない場合は左右ブレーキディスク交換となってしまいます。
まとめ
ブレーキジャダを感じたら早めに整備工場に相談しましょう。